2024年8月1日8:10
Rokt(ロクト)は、TOHOシネマズが、Roktのeコマース事業者向けマーケティングソリューション「Rokt Ecommerce」を導入したと発表した。
これによりTOHOシネマズは、自社ウェブサイトにおいて顧客がチケット購入を完了した瞬間に、ファーストパーティーデータとRoktのAI・機械学習技術を活用して一人ひとりの顧客にとってレレバンス(関連性)の高い外部広告主からのオファーを提示し、顧客体験をパーソナライズしながら、広告収入という付帯収益を創出することを実現したそうだ。
従来は劇場カウンターでの販売が中心だった映画チケットだが、現在はオンライン化が進み、TOHOシネマズでは販売するチケット全体の5割以上がオンライン経由となっている。
またTOHOシネマズでは従来、メイン事業である映画チケットの販売に加え、劇場での軽飲食物や映画関連商品の販売、シネアドと呼ばれるスクリーン広告など、周辺事業によるいわゆる「付帯収益」の創出に戦略的に取り組んできた。
自社サイト上でのチケット販売の増加を受け、会員情報や決済情報といったトランザクションデータとサイト上での顧客接点を活かした新たな収益源の創出を、TOHOシネマズでは模索していた。
サイト上に広告枠を設置することによるマネタイズは以前より検討していたが、顧客にとって関連性の低い内容の広告を表示することによって顧客体験の質が低下することを懸念し、一部の映画予告編動画や、パートナー企業とのコラボ商品の案内等の内容に活用の幅が留まっていた。
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