2024年8月7日13:10
フライトソリューションズ(FS)とビー・ビー・バックボーン(B3)は、キャッシュレス決済ソリューション「Tapion(タピオン)」と、1.9GHz帯の電波を利用したプライベートLTEである「sXGP(エスエックスジーピー)」の接続確認を完了したと発表した。
近年、国内におけるキャッシュレス決済は人手不足問題の解消や現金決済のコスト削減、インバウンド客による消費拡大などを背景に普及が進み、身近な支払い手段のひとつとなった。その一方、地下や郊外などモバイルネットワークの未整備エリアや、多くの人が集まることで通信も集中し、接続が不安定になりがちなイベント会場等において、円滑なキャッシュレス決済ができず利用者が不便に感じてしまう、サービス提供者の機会損失を招いてしまうなどの課題があった。
B3のsXGPは、Wi-Fiと比べて電波干渉が少ないため、安定したネットワーク接続を可能にするサービスだという。このsXGPに、指定エリア内のみで使えるエリアロック機能などFS独自のセキュリティ基準を設けているTapionを接続した結果、問題なく利用できることを確認した。これにより、ネットワーク未整備エリアや接続が不安定になりがちな状況下でも、sXGPとTapionを組み合わせて利用することで、安定かつ堅牢なセキュリティ要件を満たした環境での決済が可能となるそうだ。
例えば、病院などモバイルネットワークの利用に配慮が必要なシーンでの決済、地下などモバイルネットワークの届かないエリアでの決済、イベントなど多くの人が集まり接続が不安定になりがちな状況での決済を想定している。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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