2024年8月14日8:22
ビザ・ワールドワイド(Visa)は、パリ2024オリンピック大会がフランスにおける観光と消費に及ぼした影響に関するさらなるデータを公表した。オリンピック大会の第1週目にパリを訪れたVisaカード保有者は2023年の同時期と比較して42%増加し、その他のオリンピック競技開催都市においても観光客数と消費額が大幅に増加し、特に観戦客において顕著となった。
2024年4月1日~2024年8月2日と2023年4月1日~2023年8月2日の期間を比較すると、パリ2024オリンピック大会のためにパリを訪問したVisaカード保有者数は42%増となった。
他のパリ2024大会の開催都市でもオリンピック大会の効果があり、観光客数がリールでは188%、サン=テティエンヌでは150%、マルセイユでは48%増加している。
国別では米国のVisaカード保有者が最も多く、前年同期比72%増となった。ラテンアメリカ・カリブ海地域(62%増)、アジア太平洋(57%)が続いた。また、英国(53%増)、ドイツ(53%増)など、欧州のVisaカード保有者のフランス訪問も増加している。
2024年7月26日~2024年8月2日のパリにおける対面取引をみると、Visaカード保有者のパリにおける消費額は前年より伸び、前年同期比では英国が42%増と最も増加し、以下、ラテンアメリカ・カリブ海地域(34%増)、米国(32%増)が続いた。また、Visaカード保有者のうちパリ2024大会を観戦した観客はそれ以外の人々より消費額が20%多く、欧州(フランス以外)の観客の39%は、より消費額が多かった。
パリにおける消費額が前年同期比で最も増加したのはレストラン(49%増)だったという。
なお、Visaはこの3年間、パリ2024オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と緊密に連携し、オリンピック競技32会場、パラリンピック競技16会場の合計3,500のPOSでVisaのタッチ決済が利用できるよう、カスタマイズされた決済ネットワークをパリ内外で構築してきたそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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