2011年6月8日9:00
モバイル送金サービスがかまびすしい。大手キャリアやベンチャーがスマートフォンなどを利用した送金サービスをつぎつぎに立ちあげるなか、銀行も黙っていられないと送金サービス会社を設立した。
バンクオブアメリカ、チェイス、ウェルズファーゴの3行は、携帯電話番号やE-mailアドレスを利用して安全で便利に個人間送金できるサービスを提供するため、クリアエクスチェンジ(clearXchange)というベンチャーを設立した。
これら3行の顧客は、既存の小切手口座から直接、携帯電話番号やE-mailアドレスを使って送金できる。口座ダイレクト送金というのがこのサービスの特徴だ。
今後は3行以外の銀行や金融機関の参加も呼びかけ、個人間送金ネットワークを拡大していく予定。モバイル送金サービスは携帯キャリアに主導権が移りかけていた。クリアエクスチェンジはこの流れを止めることができるだろうか。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。