ONE COMPATH、ウォーキングアプリ「aruku&」の新ポイントサービスの強みとは?

2024年9月24日8:00

TOPPANグループのONE COMPATH(ワン・コンパス)は、運営するウォーキングアプリ「aruku&(あるくと)」において、現金や各種電子マネーに交換できる新ポイントサービス「aruku&ポイント」を2024年9月26日に開始すると発表した。同サービスは、複数人でさらに楽しめる ウォーキング アプリへ進化するという。

※ONE COMPATHは9月26日の提供開始を延期したが、9月30日にサービス開始した)

池谷貴

ONE COMPATH 代表取締役社長CEO 早川 礼氏、aruku&事業責任者 ゼネラルマネージャー 西澤 孝太氏。9月19日開催の記者説明会において

ウォーキングの習慣化を応援
30日後の継続率で競合優位性

ONE COMPATHは、身近な暮らしを便利にするサービスを複数運営している企業だ。電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」を中心とした買い物エンゲージメント、「aruku&」や地図検索サービス「Mapion(マピオン)」といった移動エンターテイメント領域の2つの領域の事業を運営している。生活者の日常行動を支援している会社だという。

「aruku&」以外にもウォーキングアプリを提供する会社は数多くあり、戦国時代到来の様相を呈している。その理由として、健康意識や手軽さがあり、週1回以上定期的にウォーキングしている人は約3,800万人いる。ウォーキングアプリはIT事業者に加え、ポイント、決済、通信キャリア、小売、スポーツメーカーなどさまざまな事業者が参入しているが、簡単に歩数が計測でき、アプリに組み込みやすいことに加え、毎日の行動で利用者との接点を持てることが特徴として挙げられる。

ウォーキングアプリのキーワードとしてよく挙げられるのが「ポイ活」だ。「aruku&」は、ウォーキングの習慣を応援するアプリとして提供している。現在、210万ダウンロードされており、延べ利用企業数1,900万社、30自治体が利用している。

代表取締役社長CEO 早川礼氏は「特徴としては、アクティブに、継続的に利用いただいていること」だとした。同社によると、ウォーキングアプリ30日後の継続率は業界№1であり。起動回数日は日16回、5年以上の継続率は20%を超えているそうだ。ウォーキングの習慣化を促すために大事にしている世界観として、楽しいから毎日歩くことを楽しみにする世界を実現することだとした。そのために、「お得」「ゲーム」「仲間」を大事にしており、“あなたの一歩が宝に変わる”を提示している。

チーム機能で趣味や推し活につながる
キャラクターのコレクションも手にできる

「aruku&」の特徴として、複数人で楽しむために、ランキング機能、企業対抗戦イベント、チーム内コミュニケーション機能など、競い合う、力を合わせる、互いをたたえあうなどの仕掛けが充実していることを挙げた。例えば、横断型のイベントを開催すると350社程が参加している。

アプリ内チーム機能は、同社の想定以上に利用されているという。家族、友人、同僚に加え、見知らぬ方同士も含め日々、さまざまなチームが誕生しており、趣味や推し活につながっている。

また、歩数に応じてお得を楽しむことができ、キャンペーンに応募ができたり、地域の名産品がもらえたり、体重入力でポイントが手にできる。

ゲームでは、歩数ミッションを時間内にクリアすることでさまざまなキャラクターのコレクションを楽しめる。累計登場キャラクターは1,432種となり、ミッションをクリアするために飽きさせない取り組みとなっている。

アプリをダウンロードして6カ月後の継続率は平均値と比較して、お得を楽しんでいる人は1.4倍、仲間とチームを組んでいる人は2倍、ゲームをしている人は2倍継続率が高いという。

複数人で歩いてお得なウォーキングアプリに
「ティアボーナス」で招待した後もお得に

同社では「aruku&」の運用で一定の手応えは感じているが、さらなる習慣化の促進に向けて、複数人で歩くともっと楽しめるウォーキングアプリを目指すという。自社調査によると、現状、チーム機能でメンバーと楽しく利用したいと考える人はそれほど多くはないというが、伸びしろがあると感じている。

同社では「ウォーキング習慣化 3.0」を掲げている。1.0では歩数を可視化して継続動機を作ること、2.0ではお得やゲムヲきっかけに楽しく歩くことだが、3.0では仲間と競ったり、励ましあったり、力を合わせたり、毎日のウォーキングが一層楽しみになる習慣をつくるそうだ。その実現に向けて、仲間を軸に「仲間」「お得」「ゲーム」の3つのエンジンを組み合わせることでさらに強力なウォーキングの習慣化につなげる。

新サービスの概要については、事業責任者 ゼネラルマネージャー 西澤 孝太氏が紹介した。新ポイントサービス「aruku&ポイント」では、手軽に歩くだけで楽しくポイントが貯まる。例えば、招待された人が新規登録すると、そのタイミングで両者に「aruku&ポイント」5,000ポイントをプレゼントする。

これは他のサービスでも導入されている機能だが、招待した後もお得になる機能である「ティアボーナス」を導入した。「ティアボーナス」制度は、招待された人が獲得したポイントの1%が翌月還元される。西澤氏は「これからは仲間とも一緒にお得慣れる要素を強化していきます」と話す。

 

さらに、「仲間」「ゲーム」「お得」の3つの要素を組み合わせた取り組みとして、チーム機能でメンバーと協力してアイテムを集めることで、メンバー全員に aruku&ポイントが獲得できるイベントを今冬公開予定だ。

同サービスでは、歩くだけでポイントが貯まるが、ミッション達成、友達招待、友達のポイント獲得でお得にポイントを貯めることができる。

「aruku&」内で貯めたポイントは、ポイント交換サービス「ドットマネー」を介して現金や各種電子マネーへの交換が可能だ。72,000ポイントをドットマネー300 マネー(およそ300円相当分)として交換できる。今後はチームミッションやポイントアップキャンペーンなどを実施予定だ。日常のウォーキングや友達招待に加え、ユーザーがaruku&ポイントを獲得できる機会を提供していく。

同社では8周年を記念し、友達招待時のaruku&ポイント5,000ポイントが 2024年12月24日~2025年1月22日の期間限定で8,888ポイントに増額するキャンペーンを行う。また、法人向けのメニューを契約してる企業に向けて、全員がもれなく手にもらえる、何度でも使えるクーポンを配布する予定だ。クーポンを利用してランチや打ち上げ、家族、日常の外出での利用などが可能だ。これにより、企業におけるウォーキングイベントの参加率を高めていきたいとした。

「aruku&」利用ユーザー数の目標は?
3つの収益、企業タイアップでさらなる成長を

このコンテンツは会員限定(有料)となっております。
詳細はこちらのページからご覧下さい。

すでにユーザー登録をされている方はログインをしてください。

関連記事

ペイメントニュース最新情報

ポータブル決済端末、オールインワン決済端末、スマート決済端末、新しい決済端末3製品をリリースしました(飛天ジャパン)
「お金の流れを、もっと円(まる)く」決済ゲートウェイ事業のパイオニアとして、強固なシステムでキャッシュレス決済を次のステップへと推進します。(ネットスターズ)

国内最大級のクレジットカード情報データベース(アイティーナビ)

国内最大級の導入実績を誇る決済代行事業者(GMOペイメントゲートウェイ)

決済シーンにdelight(ワクワク感)を!PCI P2PE 認定国内実績 No.1の「確かな信頼」を提供します(ルミーズ)
電子マネー、クレジット、QR・バーコード、共通ポイントなど、多数のキャッシュレス決済サービスをワンストップで提供(トランザクション・メディア・ネットワークス)
決済領域を起点に多様なビジネスニーズに応える各種ソリューションを提供(インフキュリオン)
ReD ShieldやSift等の不正検知サービスを提供し、お客様の不正対策を支援(スクデット)
BtoCもBtoBも。クレジットカード決済を導入するならSBIグループのゼウスへ。豊富な実績と高セキュリティなシステムで貴社をサポートいたします。(ゼウス)
TOPPANの決済ソリューションをご紹介(TOPPANデジタル)
多様な業界のニーズに対応した、さまざまなキャッシュレス・決済関連サービスを提供する総合決済プロバイダー(DGフィナンシャルテクノロジー)
決済業務の完全自動化を実現する「Appian」とクレジット基幹プラットフォームを合わせてご紹介!(エクサ)
チャージバック保証、不正検知・認証システムなどクレジットカード不正対策ソリューションを提供(アクル)

非対面業界唯一!!カード会社とダイレクト接続により、安心・安全・スピーディーで質の高い決済インフラサービスを提供。Eコマースの健全な発展に貢献する決済代行事業者(ソニーペイメントサービス)

stera terminalでお店のポイントがつけられる「VALUE GATE」(トリニティ)

Spayd スマートフォン、タブレットがクレジット決済端末に!(ネットムーブ)

DNPキャッシュレス 決済プラットフォームをご紹介(大日本印刷)

PAGE TOP