2024年11月22日7:30
ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)は、金融リテラシー向上と経済社会における必要な知識の啓蒙を目的に、マイナビと共同で金融教育コンテンツを開発し、金融や経済の仕組みについて学ぶ場が限られている学生たちに向けて、親しみやすくかつ実践的な内容を提供する取り組みとして、社員が講師となり出張授業を実施した。
近年、若年層に対する金融教育の必要性が高まる背景には、金融や決済手段に関する情報が膨大にあふれており、その中から正しい知識を自分で取捨選択する能力が求められていることが挙げられる。また、2022年4月の成年年齢引き下げに伴い、若者が直面する金融トラブルも増加する可能性があり、リスク管理の重要性も増している。Visaは、次世代を担う若い人が金融に関する知識を持つことは、経済社会において将来のライフプランニングやキャリア形成において不可欠であり、同取り組みを通じて、学生が将来にわたって自立した意思決定を行えるよう、支援したいと考えているそうだ。
2023年11月、「マイナビ学生の窓口」が実施する、学生と企業が共創してアイディアを形にするプロジェクト「キョーソウPROJECT」によって、「高校生が本当に受けたい金融教育」というテーマのもと、楽しみながら高校生に必要なお金の管理に関する知識が身につき、Visaデビットについて理解ができるコンテンツのアイデアを創出していった。 大学生のアイデアをもとに、Visaと「マイナビ学生の窓口」が共同開発したカードゲーム「お金の達人一首」をはじめ、開発した各金融教育コンテンツは、日常生活に密接に関わる金融知識を習得し、計画的なお金の使い方や管理の重要性を学ぶことができるという。また、マイナビニュース特設サイト他ウェブやSNS上で公開されており、学生たちが自主的に情報に触れたり、友達や家族などに共有することでお金について話すきっかけにもなることを目指している。
同取り組みを通じて、各金融教育コンテンツを広く普及させるとともに、学習指導要領改訂により学校での金融教育が義務化されたことに伴い、必要とされる内容に対応した授業の実施方法を模索する全国の高校の先生方や学校関係者にとっても、出張授業を通じて直接学生に学習の機会を提供することで、金融リテラシーの向上につなげるという。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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