リアル店舗とデジタルを融合した新たなサービスを展開へ(松屋)

2024年11月29日7:30

松屋は、連結子会社であるMATSUYA GINZA.comを通じて、リアル店舗とデジタルを融合した新たなサービスを展開すると発表した。

松屋銀座にショップを構えるブランドから店内にないブランドまでラグジュアリーな商品ラインナップに世界中からアクセスできるという。事前に予約し店舗で受け取ることができ、商品を確保した上でスピーディに買い物が可能だ。さらに訪日外国人は免税手続きまで一貫して行うため購入後に免税カウンターに並ぶ時間も手間も短縮する。国内利用者は直接オンライン購入も可能だ。

将来的に顧客と松屋、ブランドとの繋がりを深めるさまざまなサービスやケアを備え、個々のニーズに合ったサービスを提供することで、百貨店の店舗同様に特別な買い物体験を得られるプラットフォームとして店舗と共に成長を拡大してくそうだ。

初年度(2025年度)の売上は50億円、4年後(2029年度)に200億円を目指すという。

同サービス開始の背景として、訪日外国人の売上増が牽引し、2024年上期決算は過去最高額を記録も、国内客売上は微減となっている。

MATSUYA GINZA.com (カブシキガイシャ マツヤギンザ ドットコム)は、2024年1月19日に松屋連結子会社として設立。会員制オンラインブティック「MILLEPORTE(ミレポルテ)」を展開するB4F(ビーフォーエフ)社のEコマース事業を譲受し、デジタル人材を質と量ともに強化した。

ローンチ時取り扱いブランド数は46ブランドだが、1年後には、150ブランド、5,000アイテムの取り扱いを見込む。

ピックアップカウンターおよび専用サロンを松屋銀座4階に新設したが、注文確定後、1-5日で店頭受取可能だ。ピックアップカウンターにて商品受け取り時の決済で、免税手続きまで一連で完結する。

ユーザー導線(松屋)

今後はブランド、商品の一層の充実を図るとともに、最先端の技術で個々のニーズに合った情報、アドバイス、サポートを提供し、百貨店水準のサービスを反映させたプラットフォームとして成長していくそうだ。

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ペイメントナビ編集部

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