2026年7月9日7:20
ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)は、20年以上にわたる世界の旅行動向調査の最新版「Global Travel Intentions 2026」の主な結果を発表した。

同調査は、世界4万7,000人以上を対象に実施され、そのうちアジア太平洋地域では1万7,000人以上、日本では1,024人の回答を得ている。同調査の結果、物価上昇や世界情勢の不確実性が続く中でも、旅行者の賢く旅する姿勢が鮮明になった。日本を含むアジア太平洋地域の旅行者は、これまで以上に計画性を重視し、信頼できる旅行先を選びつつ、予算や利便性を重視し、状況変化に対応できる柔軟な旅行を計画する傾向が明らかになった。
物価上昇や先行き不透明な環境が続く中、日本の回答者は、親しみやすさやアクセスの良さ、安心して旅行計画を立てられることから、近距離の渡航先への人気が高いことがわかった。
同調査によると、過去12カ月において、回答者の67%がアジア太平洋地域内へ渡航しており、ヨーロッパ(16%)や北米(13%)を大きく上回った。
また、人気の渡航先では、韓国が21%でトップ。次いで台湾(17%)、米国(12%)、オーストラリア(9%)、香港(4%)となっている。今後12カ月間に予定している旅行先においても、韓国が26%と最も高く、台湾(18%)、米国(12%)、オーストラリア(11%)、香港(8%)の順となっている。
また、日本はアジア太平洋地域で最も人気の旅行先として、引き続き旅行者から高い人気を集めている。過去12カ月では、約5人に1人(21%)が日本を渡航先のトップに挙げた。また、今後12カ月の旅行先としては、28%が日本を希望しており、アジア太平洋地域でトップの人気を維持している。
日本の回答者は、旅行先を取り巻く環境が変化する中、旅行の計画においてより入念に準備を行う傾向が見られた。宿泊先といった基本的な項目に加え、現地の最新状況まで、出発前にさまざまな情報を確認していることがわかった。
約4割(39%)の回答者が旅行先や旅行アイディアの検討にAIを活用しているほか、30%が現地ツアーや体験の検索に利用しているそうだ。
また、日本の回答者が出発前に重視する項目としては、「カードが利用できること」(49%)が最も高く、次いで「決済の安全性」(33%)が挙げられた。これらの割合は、アジア太平洋地域全体(「カードが利用できること」27%、「決済の安全性」33%)と比較しても高い水準にある。
日本の回答者のうち、宿泊施設を事前に予約する人は約9割(88%)、体験やアクティビティを事前に予約する人は約6割(60%)だった。一方で、多くの意思決定は現地到着後に行われている。飲食に関する選択の73%や交通手段の64%が現地で決定されている。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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