2011年7月4日18:30
電子マネー「ちょコム」の発行・運営を行うNTTスマートトレードは、2011年6月21日に「資金決済に関する法律(資金決済法)」に基づく「資金移動業者」登録を完了し、「ちょコム送金」サービスを7月4日から開始すると発表した。
ちょコム送金は、小額かつ頻繁な個人間の送金に対応したサービスである。送金方法は、「ちょコム送金口座間で送金する」、「ちょコム送金口座を持っていない人がクレジットカードを使って送金する」の2通りとなる。クレジットカード送金の手数料は送金額の3.15%(最低手数料1円)で可能なため、これまでは難しかった低額商品や低額サービスの提供が可能になるという。
また、ちょコム送金は、自身の銀行口座情報を相手に教える必要はなく、「ちょコム会員登録メールアドレス」を通知するだけで送金を受け取れる。さらに、オプションを購入すれば受取人名をニックネーム(ショップ名・ブログ名など)で表示することが可能だ。
一方、ちょコムクレジットカード送金は、クレジットカードを使って第三者に送金できる日本初のサービスである。「ちょコム送金口座」を持っていなくても、通常のネットショッピングのカード決済と同様の手続きで送金できるため、販売側の代金の回収・集金が容易となっている。送金者には、翌月以降、カード会社から送金代金(手数料含む)の請求が届く仕組みだ。
クレジットカード送金の手数料は、送金金額の3.15%(小数点以下切り捨て/最低1円)。100円の送金手数料は3円、500円の送金手数料は15円と、小額の送金なら他の送金決済手段に比べて安い手数料になるとNTTスマートトレードでは自信を見せる。口座間送金の手数料は1回50円だが、「送金フリーオプション」(年500円)を購入すれば何回送金しても無料となる。
なお、ちょコムクレジットカード送金で利用可能なクレジットカードは、本人認証サービスに対応したVisa、MasterCardブランドのカードとなる。