2025年3月13日10:26
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.(アメリカン・エキスプレス)は、社会や地域の課題に向き合い人々をバッキング(応援)するコーポレート・サステナビリティ活動の1つとして、「シングルペアレンツ・エンパワメント・プログラム by American Express」を2025年3月より約1年間にわたり実施する。同プログラムは、日本在住の女性でひとり親として子供を育てる人(以下、シングルマザー)と予期せぬ妊娠をした人を対象にした取り組みで、2023年4月に開始した取り組みに続き、今回で2回目の実施となる。
女性支援を行うNPO法人3団体の協業により、2023年のプログラムで提供した「住まいの支援」と「メンタルヘルスケア」に加え、今回の取り組みでは、新たに「就労支援」を提供する。シングルマザーや予期せぬ妊娠をした人の就労支援はさまざまなニーズが山積しており、対象者が自身の特性や希望を明確にし、長期的なビジョンを持てるよう、伴走型サポートの提供を目指す。
アメリカン・エキスプレスはコーポレート・サステナビリティの取り組みを通じて、世界中で人々やビジネスの成長、発展を後押しし、平等でレジリエント、且つ持続可能なコミュニティの形成を目指している。同プログラムは、コーポレート・サステナビリティ戦略の柱の1つである「健全な財政基盤の構築」に基づいて実施されるものだ。
シングルマザーや予期せぬ妊娠をした人々は、社会的・経済的に厳しい状況に直面している場合が多く、複雑な課題を抱えている。現在、国や自治体、NPO法人など、さまざまな組織がシングルマザー支援を行っているが、NPO間での連携上の課題などを背景に、包括的なサービスの提供が難しい傾向にある。
同プログラムでは、アメリカン・エキスプレスの支援のもと、複数のNPO法人が連携し、「住まい」「メンタルヘルスケア」「就労」の3つの課題に包括的な支援を提供する。具体的には、住まいの紹介による「居住支援」や、セルフケア講座を通じた「メンタルヘルスケア」、長期的なビジョンを持って就労を目指すための講座・ワークショップ、コーチングを活用した「就労支援」を実施する。また、支援窓口を一元化し各団体が連携することで、より効果的な支援を可能にするという。
同プログラムを通じて、支援現場における構造的な問題の解決を図るとともに、対象者の社会的・経済的な自立の実現を後押しする。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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