2025年5月13日11:16
楽天銀行は、2025年5月12日に決算説明会を開催した。2025年3月期連結の経常利益は1,845億円(前年比+33.7%)、経常利益は715億円(同+47.8%)となった。2025年3月末時点の口座数は1680万(同+10.4%)で、口座振替または給与・賞与受取口座として利用する口座メイン口座率は32.7%となっている。預金残高は11.4兆円だ。
経常利益は目標の700億円達成
メインカード戦略を強化
楽天銀行では中期経営ビジョンにおいて、2027年3月期までに約 2,500 万口座、単体預金量約20兆円、連結経常利益約2,000億円、連結経常利益約700億円を掲げている。
楽天銀行 代表取締役社長 最高執行役員 永井 啓之氏は「経常利益は目標の700億円を前倒しで突破しました。3つの指標は道半ばです」と話す。口座数は順調に成長しているが、預金残高は前期比では伸びているが12月対比では減っている。その理由として、例年ボーナスで預金が増えるが昨年12月は消費にまわらず、1月、2月に利用されたためだ。
また、今期の傾向として、他社では金利ビジネスを強化している。永井氏は「一部金利感応度の高いお客様が他行に流れました。これを踏まえて、12兆円の預金の中で金利は5,000~7,000億です。単に金利が高い銀行に移るだけではなくサービスの良い我々に残りました」と評価する。今後は、一部流出した預金を取り戻すため、預金も含めて移してもらうメインカード化の戦略を考えているそうだ。
キャッシュレス化浸透でデジタルバンク加速へ
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また、口座数、決済額などでは、キャッシュレス化が後押しとなり、さらなる上昇を期待していたが、同社が期待したほどではないという。
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