2025年6月10日8:00
2025年6月3~5日までシンガポールの「サンズ・エキスポ&コンベンションセンター」で開催された「NRF 2025: Retail’s Big Show Asia Pacific (NRF 2025 APAC)」では、流通や決済などのセミナーや展示が行われた。
シンガポールではアジアのハブであり、これまでもさまざまなFinTechやリテール関連のイベントを訪問してきたが、NRF 2025 APACでは日本語の逐次通訳をしている関係もあり、日本人の来場が他の展示会に比べ多い印象を受けた。
会場では、限られた人のみを招いたクローズドなセッションも実施。筆者は、6月3日に開催されたShopifyでインドおよび東南アジアのCountry Head and Directorを務めるBharati Balakrishnan氏を招いた特別なランチセッションに参加した。同セッションでは、昨今のリテール業界でイノベーションと持続可能な成長を推進するために不可欠な戦略について紹介。Shopifyでは、統合型コマースプラットフォームにより、オフラインとオンラインを統合することで、包括的なショッピング体験を提供しているそうだ。
Mastercardの展示では、決済を提供する企業でもあり、テクノロジー企業でもある。NRF 2025 APACでは、同社の決済ソリューションに加え、独自の市場分析やプラットフォーム、ロイヤルティソリューションとパーソナライゼーションツール、エンドツーエンドのマーケティングと顧客獲得機能、不正に対抗する本人確認技術では同社でのテクノロジーや情報分析技術を活用した最新のソリューションが紹介された。
Adyenは、日本をはじめAPACエリアのメンバーがブースで来客をもてなした。同社はオールインワン決済ソリューションを提供しており、対面・非対面の単一のプラットフォームのメリットについて訴求した。また、テクノロジーパートナーなどとの連携についても紹介した。
SaaS型のeコマースプラットフォームを提供するBigCommerceは、PayPal(ペイパル)が提供するオールインワン決済ソリューション「Braintree」と連携して出展した。同社のプラットフォームは150カ国以上でさまざまな規模のB2CおよびB2B企業が活用しているそうだ。
日本企業のDXやPOSの出展は?
ドコモは1億のポイント・会員基盤を訴求
このコンテンツは会員限定(有料)となっております。
詳細はこちらのページからご覧下さい。
すでにユーザー登録をされている方はログインをしてください。