2025年6月17日8:03
SBIホールディングス(SBIHD)およびSBI証券と、三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)、三井住友銀行、SMBC日興証券および三井住友カードは、Oliveの新たな資産運用サービスを両グループ共同で作り上げる目的で、「個人向け資産運用サービスに関する業務提携契約」を締結した。
また、同業務提携に基づいて、関係当局による認可等を前提に、2025年度内を目途とした事業開始に向けて、新共同サービスの企画・提供を行う準備会社を設立(出資比率:三井住友フィナンシャルグループ10%、SMBC日興証券30%、三井住友銀行20%、SBIHD10%、SBI証券30%)する予定だという。
なお、同業務提携における各施策については、適用される法令等の範囲内で、かつ、法令等に基づき必要とされる手続がある場合には当該手続が完了した上で実施する。
SBIグループとSMBCグループとは、2020年4月に戦略的資本業務提携に関する基本合意を締結した。2021年には、三井住友カードのクレジットカードを使ってSBI証券から投資信託を購入できる投信積立サービス(三井住友カード つみたて投資)を開始し、月間積立額が850億円を超え、年間で1兆円に達する水準となった。また、SMBCグループが2023年3月に提供を開始した個人向け総合金融サービスOliveでは、口座と決済サービスに加え、SBI証券がOliveにおける利便性の高いネット証券機能を担い、570万人を超える人が利用しているそうだ。
一方でデジタル化が進み、これまで対面取引をメインとしてきた人においてもデジタルでの取引を併用するケースが増えてきた。同時に、普段はデジタル上での自律的な取引を望みながらも、悩みや困り事がある際には金融機関に相談したいという人も増加しつつあるという。
今後、こうした利用者の新たなニーズに対応していくためには、デジタルをベースとしながらも、ニーズに即したコンサルティングを組み合わせたサービスを提供し、利用者が複数の選択肢から、ライフスタイルに応じて柔軟に選択し、自由に組み合わせて利用してもらうことが重要であると考え、このほどSMBCグループとSBIグループの強みを結集して、Oliveの資産運用サービスをアップグレードすることに合意した。
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