関西電力「モアクト」が新規ユーザー登録と蔦屋家電とのコラボイベントを開始。“ソーシャルグッド”な行動を“打ち水”でアピール

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2025年8月4日8:00

関西電力は、2024年11月より実証を行ってきた、社会課題を解決する“ソーシャルグッド”な行動を促進する「モアクト」の活動を本格化させる。アプリの新規ユーザー登録を開始するとともに、子どもたちの夏休み期間に当たる8月いっぱい、東京世田谷区の蔦屋家電で親子を対象としたイベントを実施。その初日となる8月1日に蔦屋家電で開催された記者発表会では、タレントの田村淳さんらが店頭で、 “ソーシャルグッド”な打ち水を披露した。

SDGsの活動にも熱心なタレントの田村淳さんが、「モアクト」記者発表会の“打ち水”に参加

2024年11月から実証を開始
30社、5,000ユーザーが参加

関西電力が2024年11月より実証を行っている「モアクト」は、ユーザーがさまざまな社会課題の解決につながる“ソーシャルグッド”な行動を起こすことによってポイントを取得できるアクションアプリ。関西電力、および参加企業がアプリ上にミッションを提示。ユーザーはその中から関心のあるミッションを選び、実行。ミッションをクリアしたことを証明する写真を送り、審査を通れば、NORMと呼ばれるポイントが付与され、貯まったNORMはAmazonやAppleのギフトカードなどのギフトと交換できる仕組みだ。

展開エリアは関西に限定せず、日本全国。抽選方式で1万2,000人のユーザーを集め、アクティブ率は41%。実質約5,000人のユーザーが稼働していることになる。ミッションを提供する参加企業は現在約30社。これまで約700件のミッションが発出され、累計で約220万回が実行されてきた。

関西電力では、電力会社に課せられた脱炭素という大きなテーマにとどまらず、幅広い意味で社会に良い影響を与える活動、製品、サービスを“ソーシャルグッド”として定義付け、オールジャンルを「モアクト」の守備範囲としている。

なぜ関西電力がこのような取り組みに力を入れるのか。同社は2021年に掲げた中期経営計画の中で、3本柱のひとつにVX(バリュー・トランスフォーメーション)を挙げており、「モアクト」はこれを実現するための重要なプロジェクトと位置付けられている。

社会に求められている新しい価値とは、すなわち、社会課題を解決する“ソーシャルグッド”。「そのために何をすればいいのかと戸惑っている人々と、製品・サービスに込めた思いを伝えたい企業をつなぐことにわれわれが貢献できるのではないか。そういったプラットフォーマーになり得るのではないかと考えた」と、関西電力 ソリューション本部 副本部長 児玉 智氏は「モアクト」立ち上げの背景を説明した。

関西電力 ソリューション本部 副本部長 児玉 智氏

「モアクト」が重視しているのは、単なるポイント目当てではなく、その行動が世の中にどう影響するのかを理解したうえで行動してもらうこと。そうすることで“ソーシャルグッド”が、より促進・定着化できるからだ。実際これまでの実証では、アクティブユーザーの約88%に意識変化があり、約82%に行動変化が起きたことがわかっている。

田村 淳氏も絶賛
「モアクト」はSDGs第二章の始まりに?

サステナビリティ・トランスフォーメーションを標榜する関西電力の記者発表会には、経済メディア「XU(クロスユー)」をプロデュースするなど多彩な活動を展開するタレントの田村 淳さんが登場。関西電力 モアクト事業責任者 小山 陽平氏とのトークセッションを行った。

(左)田村淳さん(右)関西電力 モアクト事業責任者 小山 陽平氏

テレビ東京の「池の水ぜんぶ抜く大作戦」への出演がSDGsに関心を持つきっかけになったという田村さん。外来種やゴミの投与など人間の行為によって池の生態系が壊されていることを知り、「(本気で取り組まないと)未来の日本、地球を守れないと考えるようになった」(田村さん)。

田村さんは「モアクト」について、「誰かの何かの良いきっかけをつくることはすごく難しいと思う。テレビやラジオやYouTubeに、何かのきっかけはたくさん転がっているのだけれど、それに触れたからといって自分が一歩踏み出せるかというと、なかなかできない。個人と団体・企業をつなげるプラットフォームの『モアクト』には、自分がした良いことを見て、評価してくれる人がいます。(負の部分ばかりが猛烈なスピードで広まっていく)今までのプラットフォームのつくり方とは違う。新しいSNSの世界観だと思いました」と絶賛。

「ポイントというインセンティブは行動のきっかけにはなると思いますが、良いことをしてほめられた、認められた、さらに自分がきっかけになってその活動が連鎖していっているということが、もっともっと大きなモチベーションになっていくと思います」(田村さん)。社会問題の解決が経済価値を生む、収益化するということになれば、これまで実施に二の足を踏んでいた企業側の動きも加速化すると期待される。

田村さんは「ぼくはこの企画を聞いたとき、本気で社会を変えたいと思った人がこのプロジェクトを立ち上げたのだなと感じました。SDGsの第2章が『モアクト』から始まればいいなと思っているんです」と発言。関西電力 ソリューション本部 事業創出グループ モアクト事業責任者 小山 陽平氏は笑顔で「ありがとうございます」と応じた。

スタンプラリーやワークショップなどを行う二子玉川・蔦屋家電でのイベント「モアクトと親子でチャレンジ!」は8月31日まで開催されている

成果の飛躍的拡大を狙う新施策とは?
SBTの技術でデジタル証明書を発行

関西電力では、実証結果を踏まえ、8月1日より、「モアクト」の事業拡大に向けてさらにアクセルを踏み込む新しい取り組みを開始した。

関西電力 ソリューション本部 事業創出グループ モアクト事業責任者 小山 陽平氏

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