2025年12月18日18:00
KDDIとローソンは、2025年12月16日、KDDI大阪第2ビルの社員専用フロアに「ローソンKDDI大阪第2ビル店」を開店した。

同店舗は、東京・高輪のKDDI本社内で運営している「ローソン S KDDI高輪本社店」(以下 高輪本社店)同様、オフィス環境に特化した「Real×Tech LAWSON」の実験店舗だ。店舗と連携した専用アプリ「オフィスローソンアプリ」のスマホレジ機能を通して決済まで完了する点が特徴で、レジに並ぶ必要がないため、朝や昼の混雑する時間帯を含めた全時間帯で店舗滞在時間の平均が2.5分と、短い時間で買い物が可能だ。これにより、オフィスで働く人(オフィスワーカー)の生産性の向上などにつなげる。また、アプリ内にすべての決済データが集約されることで、一人ひとりの購買履歴などをもとに、パーソナライズされた商品のレコメンドなどのニーズに寄り添った体験を提供するという。
高輪本社店では2025年7月のオープン以降、利用者がKDDI社員に限られる環境を活かし、「オフィスローソンアプリ」のデータを中心に、オフィスワーカー一人ひとりのニーズに最適化したコンビニエンスストアの実現に取り組んできた。
これにより、業務中の買い物時間の削減につながったという声が上がっている一方、繰り返し使うオフィス内の店舗だからこそ、社員割引やポイント還元などがあるとモチベーションがあがるといった声も寄せられた。こうした声を受け、タイムセールなどの情報をスマートフォンへのプッシュ通知で配信する施策や、食事を補助する社員向けクーポンの配布などの取り組みも開始している。
高輪本社以外のKDDI事業所への拡大の第一弾として、本店舗を大阪に開店した。今後も新宿など、複数の事業所に順次拡大予定だ。さまざまな事業所で運営していくことで、全国のKDDIグループ社員の生産性や、オフィスでの勤務に対する満足度、モチベーションの向上を目指す。
KDDIとローソンは、同店舗での取り組みを通して、オフィス環境に特化したコンビニエンスストアの構築を目指す。今後、利用者である社員の声をもとに使いやすさと利便性を追求し、先端の技術を積極的に取り入れて検証しながら、他企業のオフィスなどへの展開も目指すという。
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ペイメントナビ編集部
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