2026年3月17日7:20
スナックテクノロジーズは、スナック業界向けのDX「スナテク」と、投げ銭ライブエンターテイメント機能「スナボム」に関するメディア向け発表会を、2026年3月12日にスナテク赤坂店で開催した。同社では、8兆円の市場ポテンシャルがあると言われるスナック業界において、スナック経済圏の構築を目指す。

店舗数はピークの6割減に スナック文化の衰退を危惧
スナックテクノロジーズ 代表 関谷有三氏は、実家の水道工事店を特許技術により5年で業界シェアNo.1へ成長させ、大手ポンプメーカーに20億円規模で事業を売却。その後、「春水堂」の日本上陸によるタピオカブームの火付け役となった。また、スーツに見える作業着「WWS」の累計40万着を超えるヒットを記録した実績がある。
スナックテクノジーズは、関谷氏が2024年9月に設立。スナック業務支援アプリ「スナテク」の開発・運営を行っている。
当日は、スナック業界の現状や課題、可能性などを紹介するとともに、「スナテク」の魅力について関谷氏が紹介した。また、2019年11月よりオープンし、スナック激戦地と言われる東京・新橋でトップクラスの人気を誇るとされる「BAR BRIDGE」の吉田早織ママと、ママ個人のSNS総フォロワー数が約10万人(Instagramフォロワー3.8万人、TikTokフォロワー6万1400人)を有する山形県「Lounge eagle.」より、伊藤なつみママをゲストに迎え、代表の関谷とスナックに関するトークを繰り広げた
スナックは語りや癒し、出会いの場であり、1980年代は12万軒存在すると言われていた。
地域交流の場として全国津々浦々にスナックは存在していたが、現在はピークの6割減となり、4万5,000万軒ほどの数となっている。それでも、コンビニエンスストアに匹敵するほどの数があるとみている。

年々、スナックの数が激減する時代背景があるが、その背景として、関谷氏は「スナックに人生を救われてきた人は、数多くいらっしゃると思います。電車のないような地方では、スナックが人々の交流の場所であり、こうしたスナック文化が廃れていくと。今、社会問題にもなっている孤独化、地方の過疎化が、加速していく1つの要因になっていると、スナック好きの僕としては、危惧をしているわけです」と話す。
非来店者は7割に 敷居が高い、入りづらい課題も
スナック業界の課題として、スナックに来店したことがない人は7割以上いると言われている。その理由を紐解くと、不明瞭な会計、ママや顧客の高齢化、集客や顧客情報の管理がアナログ、脱税の温床といった課題がある。関谷氏は「時代に取り残されてしまって、年々衰退産業になっているのが、スナックの現状です」と話す。
同社では、全国の飲酒習慣がある20〜69歳の男女1,000名を対象に「スナックに関する意識調査」をインターネット調査で実施した。スナックに対するイメージとして、50.7%が「常連客ばかりで敷居が高い」と回答した。また、45.0%が「なんとなく入りづらい」、40.2%が「料金がわかりにくい」としている。
「不安・抵抗感」を感じる理由は、46.9%が「一人で入りにくい」と回答し、次いで40.9%が「システムがよく分からない」 、39.9%が「料金トラブルが怖い」となった。
逆に、スナック経験者にスナックに行く理由・目的を聞いてみると、1位は「ママやマスターとの会話を楽しみたい」で、33.7%となった。
20代・30代の回答として、「仕事やプライベートの悩みを相談したい、癒やされたい」「カラオケを歌いたい、人の歌を聞きたい」「昭和レトロな雰囲気を味わいたい」といった回答が40代以上よりも10ポイント以上高かった。
どのようなスナックの情報があったら利用意向が高まるかという質問に対しては、「料金が明確にわかる情報」「初めてでも安心して利用できる説明」「一人でも入りやすいとわかる情報」「お店の雰囲気が分かる写真・動画」といった回答が上位に挙がった。
入店ハードルを下げ、来店を促す スナックらしい機能も搭載
スナテクは、こういったスナックの課題を解消するサービスだという。利用者が求めている情報を届け、入店ハードルを下げ、さらにはリピートしたくなる仕掛けを用意しているそうだ。
関谷氏は、実際に赤坂でスナックを自ら経営し、開発・改良を積み重ねてきた。意識したのはLINEのような直感的UI(ユーザーインターフェース)で、誰でも簡単に操作が可能になる点だ。
店内やママの雰囲気を動画で見える化するとともに、加盟店共通のQRチェックインを用意。

さらに、今誰がいるのかをリアルタイム表示している(任意のニックネーム)。支払いは自動で完了し、料金明細や領収書を自動で送付可能だ。また、「行くかも」「ボトルキープ機能」「顧客管理機能」といったスナックらしい機能も搭載する。

利用者の会計明細や来店履歴を自動で記録し、いつでもオンラインで確認可能だ。不透明な会計を一挙に解消し、安心して利用できる店舗運営をサポートするそうだ。
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スナテクの具体的なサービスの特徴として、現在来店中のユーザー(ニックネーム、趣味など)や来店予定がリアルタイムで可視化できる。
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