2026年6月19日8:00
北部九州・山口などに67店舗のホームセンター「グッデイ」を運営するグッデイ(運営:嘉穂無線ホールディングス)は、これまで導入していなかったポイント制度に代わる新たな取り組みとして、日常の行動によってコインが貯まるポイ活アプリ「タマリー」を開発し、2026年4月7日より提供を開始している。同社はこのアプリのさらなる機能強化を計画しており、DIY動画などのコンテンツを配信するリテールメディア化を目指す方針だ。

利益を削って集客するような 「安さ勝負」のポイント制度に疑問
ホームセンター「グッデイ」は、福岡・大分・佐賀・熊本・山口のほか、EC2店舗含む全67店舗のホームセンターを展開している。「家族でつくるいい一日」の企業理念のもと、ホームセンターの概念にとらわれずにさまざまな活動をしている。店舗では、園芸やDIYなどのワークショップを開催したり、子供のためのワークショップ博覧会「ワークショップコレクション in 福岡」を開催するなど、「学べるホームセンター」として商品だけでなく体験や経験も数多く提供している。

これまで、ポイント制度を導入してこなかった理由について、嘉穂無線ホールディングス マーケティング 部長 岩橋貴樹氏は「利益を削って集客するような安さ勝負のポイント制度には疑問をもっていました。グッデイとしては、純粋にファンになってもらって、ファンとの長期的な関係づくりを重視した集客にこだわっています」と説明する。
そして、近年はポイ活の普及により、「日常行動そのものを価値に変える」仕組みが生活者に浸透していることから、「買った人だけが得をする」から、「買わなくても価値が貯まる」という発想の転換を行い、ポイ活アプリ「タマリー」を開発した。岩橋氏は「アプリ開発は本格的なCRM(顧客情報や行動履歴を一元管理し、一人ひとりに適したアプローチを行うことで顧客満足度と生涯顧客価値を高める)を展開するためです」と話す。また、国内ではポイ活アプリを展開する企業は複数あるが、「広告収益を原資にしながら、グッデイのお客様との接点を増やす仕組み」と同部 部長代理 冨田義之氏は話す。
日常生活で価値が貯まり、 次の来店理由になるという循環を生む
「タマリー」は、従来のポイント制度とは違い、日常の中で来店する流れを促すため、独自のコインを貯める仕組みを設けている。ひとつは、時間経過だ。待つだけで、アプリを起動しなくてもコインが貯まる。そして、健康アプリと同様な「歩数」で貯まる機能を持つ。歩くだけで、毎日の歩数がそのままコインになる。

さらに、移動した距離に応じてコインが貯まる機能も備えており、動画視聴によってもコインが貯まる。岩橋氏は「これにより、お店に行かない日でも価値が貯まり、次の来店理由になるという循環を生み出します」と話す。
貯めたコインは、楽天ポイントやアマゾンギフトカードなどの各種ポイントに交換することが可能だが、グッデイの買いもの券への交換が最もお得な設計となっている。具体的には、グッデイ買いもの券への交換は420コイン=1円相当、他社ポイントへの交換は480コイン=1円相当となっており、グッデイで利用する方が高い還元率となっている。グッデイ買いもの券は300円から交換可能で、日常的に使いやすい仕様にしている。

用事がなくても来店する理由を先に作る」 リテールメディア化や趣味のコミュニティで、グッデイファンを楽しませる
このコンテンツは会員限定(有料)となっております。
詳細はこちらのページからご覧下さい。
すでにユーザー登録をされている方はログインをしてください。














