2026年7月31日8:00
三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)傘下の三井住友銀行(SMBC)と三井住友カードは、2026年7月28日に説明会を開催し、法人向けデジタル総合金融サービス「Trunk(トランク)」の新機能として、デジタル保証協会付融資(東京都)を追加した。また、同日から他行宛振込手数料を145円から実質100円にするとともに、8月中旬から口座開設に要する時間を最短当日にすると発表した。
同社では、2026年7月28日~10月31日に申込完了し、11月30日までに口座開設完了した企業に対し、口座開設月を含む1年間、他行あて振込手数料を月50回までキャッシュバックするキャンペーンを実施している。また、7月28日~2026年10月31日中にTrunkと合わせて三井住友カード ビジネスオーナーズの新規申込を行い、2026年11月30日までにTrunkの口座開設完了に加えて、2027年2月1日(月)までにビジネスオーナーズのカード入会が完了した顧客に対し、最大70,000円相当をプレゼント(通常特典の最大65,000円相当のVポイント+同時申込特典の5,000円相当のVポイントPayギフト)するという。
金融・決済サービスがシームレスに融合 7月23日時点で9.2万口座に
Trunkは、2025年5月に法人口座カードからスタートし、その後、請求書支払、補助金サポート、ビジネスオーナーズプラチナプリファードなどをリリースするなど、機能を拡充している。
Trunkは、三井住友銀行と三井住友カードとの2社の共同事業だ。法人口座に加え、ビジネスカード、経理DX、ファイナンス、店舗DXといった金融・決済サービスをシームレスに融合している。経理・支払い・資金繰りの課題に対するソリューションを提供することで、経営者がよりビジネスに集中できる世界を目指す。三井住友銀行 執行役員 ホールセール部門副責任役員 矢幡重孝氏は「『まるで経理部長を雇ったかのようだ』というふうにおっしゃっていただけるようなそういった体験を目指しています」と話す。
Trunkの口座数は、4月23日の時点で、9万口座を超えた。リリース1年で約7万口座を獲得したが、「1年ちょっとでの獲得数は、我々の推測になりますけれどもトップクラスの水準に来ています」と矢幡氏は語る。
請求書支払機能で口座DX実現へ 変化するメインバンクの概念
2026年1月にリリースした請求書支払機能は、利用者が受け取った請求書をスマートフォンアプリで撮影すると、AIが請求書の内容を読み取り、自動で振り込み予約データを作成する。これにより、請求書の保管、振り込み情報を手でインターネットバンキングに入力するといった業務を大幅に削減するという。一般的に、同様のサービスはSaaSベンダーが提供しているが、Trunkでは口座と一体で申し込んでもらうことで、月額利用料、従量課金をすべて無料、かつシームレスに提供しているそうだ。こういった点が評価され、ローンチ後約半年で4,000社を超える利用があるそうだ。矢幡氏は「2年弱かかるようなものだと思っておりましたけれども、Trunkは半年でこのぐらいの水準に至りました。サービスを使っているうちに、自然と業務が効率化され、DXされる体験を提供できています」と成果を述べる。
例えば、埼玉県吉川市で住宅の企画・設計・施工を行っている豊田では、請求書からインターネットバンキングへデータを基に入力する作業時間を約1.5時間から約30分へと大幅に短縮することに成功した。
矢幡氏は変化するメインバンクの概念について紹介した。従来は1つの金融機関で決済から融資まで完結することが多かったというが、機能ごとに最適な金融サービスを選択する時代にもなっている。そのため、Trunkでは、地域金融機関とそれぞれの強みを生かしながら、共存していくこともできると考えている。同社では、利便性の高いサービスを提供することで、利用者に新しい選択肢を提供し、銀行を賢く使ってもらいたいとした。
長期資金の調達ニーズへの支援も実現 市場変化と利用者の声を踏まえ振込手数料引き下げへ
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