2011年10月20日9:00
中国市場の大きさをあらためて思い知るこの数字。携帯電話利用者の数ではなく、モバイル決済利用者数が、2011年末までになんと2.3億人になるという予測が発表された。
発表したのは民生証券とiResearh。モバイル決済は中国で急速に進み、今後数年間はスマートフォンの普及でさらに弾みがつくという。
2011年のモバイル決済額は113.7億元(18億ドル:約1,400億円)。これは2010年比4倍という驚異的な伸びなのである。
これが2012年には357.8億元で、2011年の3倍に増加。トランザクション件数は3.2億件になると見込む。
中国の携帯電話利用者は2011年の8カ月で前年より8.11億人増え、9.41億人になった。そのうち、約1割が3G携帯保有者だ。
中国の興業情報化省によると、2015年までの5カ年計画でEコマースを3倍にするという目標で、モバイル決済が牽引車となるのでは期待している。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。