2011年11月28日8:00
「贈る一休」内のギフトカードモール「一休 Select Card」をオープン
厳選した店舗のカードを販売し、ブランディングや囲い込みを支援
高級ホテル・高級旅館に特化した宿泊予約サイト「一休.com」では、ホテル、旅館、レストラン、スパなどで利用できるギフトチケットやカタログ、イベントチケットなどを販売する「贈る一休」を運営しており、この度ギフト・プリペイドカードのASPサービスを行うバリューデザインと提携し、「贈る一休」内のギフトカードモール「一休 Select Card」にて、ホテル・レストランで利用できるプラスチック型ギフトカードの販売を開始した。
一休
素敵な体験をカードに込めてプレゼント
予算や用途、相手の好みに合わせてセレクト
「贈る一休」は、「一休.com」の中の人気コンテンツであり、ギフトチケットなどのユーザーの購入比率も高まっている。米国ではギフトカードモールが小売業などで普及している。一休では今後、サーバ管理型ギフトカードが国内でも普及すると考え、バリューデザインと協力し、ギフトカードモールを開始した。
一休Select Cardは、ホテル、レストランを中心に、厳選した店舗のプラスチック型ギフトカードを集めたギフトカードモールである。1万円から10万円までのカードを購入でき、購入者自身の予算や用途、相手の好みに合わせて選ぶことができる。また、それぞれのお店のデザインカードはプレゼントすることも可能だ。
利用者が一休Select Cardで購入したカードは、カード発行主のバリューデザインから発送される。支払い方法は、現在のところ銀行振り込みのみとなっており、クレジットカード決済は現在準備中。一休では、バリューデザインから手数料を徴収する仕組みとなる。
「例えば、ホテルや旅館などで導入した場合、宿泊料金以外のお支払い以外にも、お食事代やお土産物のコーナーでの利用を促すことも可能です。お客様は、お洒落なカードとしてスタイリッシュな利用が可能で、店舗にとっては自社のブランディングや囲い込みが可能です」(一休 営業企画 嶋愛子氏)
高級感のあるカードをセレクトして販売
ポイントや割引を活用した販促支援を展開
サービス開始当初の掲載カード発行店舗は、「ブルーノート東京/adding:blue」「COTTON CLUB/resonance」「COVA TOKYO/COVA MIDLAND SQUARE」「ビルボードライブ東京/ビルボードライブ大阪」「玻璃 青山/Altomond/青山 牛彩/347cafe」「アルテリーベ」「セカンドストリートカフェ 小野原倶楽部」「ルセーヌ館」の8ブランド。同社では贈る一休の1つのコンテンツとして、カードの販売を強化していく構えだ。
「カード発行店舗は今後も追加していく予定です。現状の発行店舗のカードは、デザイン面も含めて非常に高級感があるため、今後の掲載企業に関しても、その辺りは意識していきたいと考えています」(嶋氏)
販売カードは、ギフトとしてのプレゼント用途がメインとなるが、COVA ギフトカードやAOYAMA LAPUTA VALUE CARD ギフトカードは、ボーナスポイントが付与される特徴があるため、カードを贈られた人が繰り返しチャージして利用することも可能だ。
「サーバ管理型のギフトカードは、ポイントや割引といったインセンティブの設定や期間限定のキャンペーンを行うことが可能です。弊社としても例えば、年明けに利用できるクーポンとセットで販売するなど、お客様の販促支援を行っていきたいです」(嶋氏)
一休では、11月1日~11月30日まで、一休Select Cardサービス開始記念キャンペーンとして、特典付きギフトカードの販売を行っている。キャンペーン商品としては、ブルーノート東京、COTTON CLUBのギフトカード(1万2,000円分)とミュージック招待券(8,400円分)の合計2万400円分を1万2,000円の特別価格で販売する。また、COVA TOKYO/COVA MIDLAND SQUAREのギフトカード1万円分の購入で1万1,000円分、3万円分の購入で3万3,000円分が利用可能となる。
現状、汎用型のカードについてはギフトチケットの売り上げが好調であるため、考えてはいないという。一休 Select Cardは、あくまでも自社オリジナルのカードを紹介するモールとして、ギフトチケットなどと同様に、大切に育てていきたいとしている。