2011年11月30日14:39
ソニーとフェリカポケットマーケティングは、2011年11月30日、IC乗車券「Suica」および「PASMO」に搭載されている「FeliCaポケット」の仕組みを利用し、これらの乗車券に、ポイント・クーポン・スタンプラリー・地域通貨など交通乗車券以外のさまざまなサービスを搭載可能にするための新たな事業を開始すると発表した。
ソニーは、Suicaを発行するJR東日本、東京モノレール、東京臨海高速鉄道の3社、およびPASMOを発行するパスモ社から、Suica/PASMOに搭載された「FeliCaポケット」の利用について許諾を受け、2011年12月1日より、フェリカポケットマーケティングを通じて、FeliCaポケット上でサービスを提供する事業者の募集をスタートする。
FeliCaポケットは、カード内に“ポケット”と称する独立した複数の領域を持ち、1枚のカードにさまざまなサービスを集約できる。同事業においてソニーは、サービスを提供する事業者に対し、代理店を通じて同カードに搭載されたポケットにサービスを登録するためのライセンスを販売する。フェリカポケットマーケティングはその最初の代理店となり、サービス事業者を開拓するとともに、「SuiPASタッチ」というソリューション名称で、サービスを実現するためのさまざまな仕組みを提供する。これにより事業者は、Suica/PASMOを利用して、ポイント・クーポン・スタンプラリー・地域通貨など、民間や行政のさまざまなサービスを提供することができるようになる。