2011年12月18日9:00
欧州の金融危機で減速懸念がでてきたBRICsではあるが、その成長性には世界中から熱い視線が注がれている。
これら新興国のEコマース市場はどうなっているのだろうか。オランダのオンライン決済サービス提供会社のGlobalCollectが調査した。
ブラジルのオンラインショッピングはまだ揺籃期。2010年のオンライン取扱高は40%伸びたが、2016年には220億ドル(約2兆円)の市場になると予測している。
ロシアのB2C市場のEコマースは2011年末までに約70億ドルに達する見込み。今後5年間の成長率は40%とみている。
インドではインターネット利用者の80%がオンラインで商品を検索している。しかし、オンラインショッピング利用者はまだ20%だ。
BRICsで中国だけはすでにオンラインショッピングが浸透している。2011年末の取扱高は950億円(9兆円)。2015年には4,210億ドルを予測する。
BRICsのEコマース市場は相当な成長余力がある。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。