2012年2月12日9:00
目にみえないけれど、ブランドパワーは顧客ロイヤルティに大きな影響を与える。特に金融サービスはこれまた目にみえないだけに、ブランド力が重要になる。
世界の主要500行を対象にブランド力を調査した結果が発表された。The Bankerの「The Brand Finance Banking 500」である。
世界トップに輝いたのは、HSBCでブランド価値は276億ドル。前年3位から1位に躍進したが、ブランド価値そのものは前年と同じである。
2位はウェルズファーゴでブランド価値は232億ドル。ブランド価値は前年比20%ダウンした。3位はバンクオブアメリカでブランド価値は229億ドル。前年1位から33%ダウンして3位に後退した。
以下4位サンタンンデール、5位チェイス、6位シティ、7位Amex、8位BNPパリバ、9位ブラデスコ、10位に中国建設銀行とつづく。
日本の銀行は23位に東京三菱UFJがブランド価値83億ドル、48位に三井住友38億ドル、51位にみずほが34億ドルとなっている。
世界トップと日本の銀行との差は3倍から8倍という開きがある。ブランド価値をもっと高める努力が必要だ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。