2012年3月20日9:00
CyberSourceの第13回目の年次調査のレポートによると、2011年北米のオンライン不正額は前年より7億ドル増えて34億ドルになった。これはオンライン収益の1%に相当する。
加盟店の申込否認率は総受注件数の2.8%だった。不正によるチャージバックは総不正損失の41%だった。申込不正は前年対比33%も減って、0.6%となった。
海外からの受注リスクは高い。海外取引不正はオーダー数の2.0%になる。国内より3倍多いという。海外からのオーダーを断る率は7.3%。国内の3倍弱である。
Eコマース取扱高は堅実に伸びている。取扱件数が多くなれば、モニタリングが大変。不正対策の予算をかけたいところだが、予算は現状のままというところが82%と多かった。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。