2012年4月22日9:00
格付会社のムーディーズによると、米大手クレジットカード会社の利益は大幅に改善する模様だ。
トップラインが伸びるためではない。ポートフォリオの品質が改善しているためである。
米大手カード会社6社(JPモルガンチェイス、バンクオブアメリカ、シティ、キャピタルワン、Amex、Discover)の2010年第1四半期の貸倒率は11%でピークだった。リーマンショックで住宅価格などが一気に暴落し、多くの貸倒が発生した。
2011年第1四半期は40%強改善し、貸倒率は4.5%となる。そして2012年代1四半期はさらに改善し4.5%になった。長期平均貸倒率は4.7%である。
米カード会社の利益は大幅増になる見込みだ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。