2012年4月25日9:00
JPモルガンチェイスが第1四半期の実績を発表した。カードサービス部門の最終利益は12億ドルで、前年同期比で23%マイナスとなった。収益は47億ドルで前年同期とほぼ同じ。
利益が減ったのは、貸倒引当金を厚めに積んだからだ。クレジットカードの貸倒率は4.37%と前年同期の6.81%から改善している。30日以上延滞は2.55%で、これも前年同期の2.81%とくらべればよくなっている。
クレジットカードの取扱高は前年同期比12%アップして869億ドルになった。日本のクレジットカードは4%前後の伸びだから、チェイスは好調だ。新規顧客数は170万件だった。
加盟店ビジネスは相変わらず絶好調である。前年同期比22%アップして1,528億ドルになった。トランザクション件数も21%アップして68億件になった。
クレジット、デビット、プリペイドとカード種別が増え、現金や小切手に取って代わっているからである。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。