2012年7月24日9:00
米国でモバイル決済利用者が急拡大している。IDCによると、米国民の33%が過去1年間にモバイル決済を利用した。前年対比2倍という劇的な伸びである。
最もよく利用するモバイル決済はPayPalモバイルだった。モバイル決済利用者の56%がPayPalモバイルを使っている。
ついでアマゾンペイメントとアップルのiTunesがそれぞれ40%だった。加えて国際ブランドつきプリペイドカードとスターバックスのモバイル決済の利用が多かった。
IDCの報告によると、国際ブランドつきプリペイドカードは給与支払カードや給付カードなどすべてのカテゴリーで伸びている。経済状況とカード発行会社のマーケティングが功を奏しているようだ。
アプリケーションや音楽など、デジタルコンテンツのダウンロードは一般的になってきたが、モバイル決済ではリアルの物品を購入するほうが依然多い。
モバイル決済とプリペイド決済に対する米消費者のニーズが一段と強まっているようだ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。