2012年11月22日9:00
フィンランドを本拠とする携帯電話メーカーのノキアは、インドでのモバイル決済「ノキアマネー」から今年撤退した。
イギリスを本拠とする携帯キャリアのボーダフォンは、インドでモバイル決済のMペサを(M-Pesa)を本格スタートすることになった。
Mペサはボーダフォンがケニアのサファリコムと共同で立ちあげたモバイル電子マネー。銀行インフラが整っていないケニアでは、送金や支払いにMペサが利用されている。
バーダフォンはインドでは2011年 11月からHDFC銀行と提携し、M-Paisaブランドで展開している。今回は、民間銀行としては最大のICICI銀行と提携する。インドでもケニアと同様に、送金と支払いにMペサを提供。2012年末までにサービスインする。
Mペサは、ケニアやインドのほか、アフガニスタンやタンザニア、エジプトなどにも拡大している。銀行インフラが整っていない国では、モバイル決済が重要な役割りを果たす。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。