2012年11月21日12:16
NTTドコモは、東京都江東区の「江東区臨海部コミュニティサイクル実証実験」の運営事業者として、2012年11月21日からサービスを開始すると発表した。同サービスは、江東区の「豊洲グリーン・エコアイランド構想」に基づく施策の1つとなる。
同サービスでは、江東区臨海部エリア(豊洲・東雲・有明・青海・台場)に、駐輪設備(以下、ステーション)を20カ所、自転車300台(開始当初はステーション11カ所、自転車150台)を配備する。今後、利用者の回遊性向上を目的に、利便性の高い駅前へのステーションの設置を広範囲に実施する予定だ。
利用者は、携帯電話からサービスの会員登録を行い、携帯電話のおサイフケータイ機能を用いて、ステーションでの自転車の貸出・返却が可能だ。自転車は、借りたステーション以外でも返却できる。
料金プランは、1回(60分)から利用できる「1回会員」プランなど、3つのプランを提供する。1回会員/月額会員はクレジットカード、1日パスの場合の場合はSuicaやPASMOでの支払いとなる。
同サービスは、江東区臨海部エリア(豊洲・東雲・有明・青海・台場)おける居住者・通勤者の日常の移動手段として、同エリアへの観光客のエコな移動手段として広く利用してもらうことを想定している。
なお、2012年12月末までは、1回会員・月額会員の利用者は、基本料金および最初の60分のご利用料金が無料で利用できるキャンペーンを実施する。
NTTドコモでは、2011年4月より神奈川県横浜市で「横浜都心部コミュニティサイクル社会実験 baybike(ベイバイク)」の運営を行っており、同市域での運営ノウハウをこの江東区の実験に活かすことで、より質の高いサービスの実現を目指す。