2012年12月31日9:00
ロンドンオリンピックに向けて、NFC非接触決済のインフラを拡大し、告知にも力を入れたのだが、利用者は少ない。いま英国では、非接触決済の利用を増やすためにどうすればいいか、という議論が出はじめた。
2012年11月、ICMリサーチが調査した英国の非接触決済実態によると、非接触決済の導入がはじまってから10年が経過しているにもかかわらず、多くの消費者はその利便性を活用していないことがわかった。
非接触決済の認知度は80%。しかし、大半は非接触決済ツールをもち歩いていない。その最大の理由は小売店頭の問題だ。
小売店頭が非接触決済を積極推進していない。非接触端末を設定していても、約2割の店頭だけが非接触を促進していた。店員が積極推奨しないのはなぜか。それが問題だ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。