2013年1月10日9:00
米ディスカバーカードは、アップルのiPhoneに搭載されたパスブックと連携するサービスをはじめた。2012年12月の初めに発表してから1カ月もたたないうちに実現した。
利用するときは、タップすると画面上に現れるQRコードをショップや搭乗口で読取るというしくみ。既存のバーコード読取りインフラを活用できるので、いますぐ使える。
ディスカバーカードは、NFC非接触決済のGoogleウォレットやISISにも参画しているが、いますぐ使えるソリューションに乗った。カード会員は、モバイルアプリをダウンロードし、パスブックと連携する。
気をつけなければならないのは、パスブックでディスカバーカードが使えるというわけではないこと。キャッシュバック特典や割引特典にのみ、パスブックが使えるのだ。
カードは従来通り、カードリーダでスワイプする。そのカードと連動して特典が付与されるのだ。モバイルに決済や特典をすべてまとめるのではなく、いますぐ使えるモバイル機能を有効活用しようという作戦だ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。