2013年1月16日9:00
日本では国民一人ひとりに番号をふるマイナンバー制の導入が話題になっているが、ロシアでは一足先に国民全員にIDカードを付与することになった。
2013年1月からスタートするIDカードには本人の顔写真と電子署名が搭載され、本人確認に利用される。ユニークなのは、IDカードが決済カードとしても機能すること。
年金や税金の還付がこのカード口座に振込まれるほか、ショップでの利用も可能だ。公共料金の支払いや公共交通機関の乗車、処方箋薬局での支払い、その他社会保障や公共利用ニーズに対応した決済が可能になる。
2014年には、現在使われている国内パスポートにかわる次世代IDカードとして、全ロシア国民に発行される予定だ。ロシア経済省によると、5カ年計画のプログラムコストは米ドルにして約54億ドルになるという。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。