2013年1月30日9:00
PayPalは個人間送金や決済サービスの会社だと思っていたのだが、ID認証サービスも提供しているとは。契約を勝ちとったのは米国ではなく英国。
PayPalは政府の公共サービスにオンラインでアクセスする人に対し、安全なID登録サービスを構築運営することになった。
といっても、PayPal1社がこのサービスを提供するわけではない。すでに郵便局やエクスペリアンなど7社が英国の労働年金省のサービスを請負っている。PayPalは8社目になる。
英国の労働年金省は、福祉や年金政策を策定運営。英国最大の公共サービス機関で、2,000万人以上にサービスを提供している。
英国政府へのアクセスはPayPalのID入力だけですむため、名前やパスワードを入力する手間を省くことができる。労働年金省での実績をふまえ、ほかの公共サービスにも順次拡大していく予定だ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。