2013年2月27日18:27
大日本印刷(DNP)は、チャージ不要な非接触決済サービス「QUICPay」の機能を搭載したFeliCaカードなどを、申し込んだその場で発行するサービスを2013年3月に開始すると発表した。
同サービスは、QUICPayの会員IDなどの個人情報を、ネットワークを通じて安全にFeliCaチップに書き込み、カードやキーホルダー、リストバンドなどの形状の非接触ICデバイスとして、申し込んだその場で発行するサービスとなる(QUICPayの利用は、後日利用開始通知受領後可能になる)。
同サービスは、東燃ゼネラルグループのEMGマーケティング合同会社とジェーシービーが開発した、FeliCaチップにQUICPay機能を搭載したキーホルダー型デバイス「Speedpass+(スピードパスプラス)」に採用された。3月に、全国のエッソ、モービル、ゼネラルのエクスプレスSS(セルフ式サービスステーション)で発行サービスが開始予定だ。Speedpass+は、エクスプレスSSに設置された端末にかざすだけで決済できるほか、QUICPayに加盟するコンビニエンスストアやショッピングセンターなどの店舗でも利用できる。
なお、同サービスの価格は、初期導入費用が200万円から、従量課金として1件の発行ごとに200円からとなる。DNPは、同サービスをQUICPayを扱うクレジットカード会社に提供し、今後3年間で30億円の売上を目指す。