2013年3月6日9:00
米国でスタートしたモバイル決済端末ビジネス。スマートフォンに小さなカードリーダをつけるだけで、いままでカード加盟店になれなかったスモールビジネスや個人事業主でもカードを扱える、という画期的なビジネスモデルが世界中にひろがっている。
米国では磁気カードを読めれるカードリーダがあればいいのだが、欧州はICカードを読めなければならない。これが障壁となって、Squareなどの米国勢は欧州市場へまだ参入できていない。
PayPalもその1社だったが、このたびICカードにも対応し、PIN入力できるカードリーダで英国市場へ参入した。ネーミングはPayPalHere(ペイパルヒア)で従来のまま。
形状は四角で、一見すると卓上計算機のよう。これにICカードを差込んで、PIN入力する。アプリケーションには、オーソリが終了すると電子レシートを送信する機能もつけている。
英国のPayPal利用者数は1,800万人。そのなかには、個人事業主やスモールビジネスも含まれている。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。