2013年3月7日9:00
スウェーデンには決済ベンチャーが多い。そういう文化なのか、国土なのか。欧州ではじめて紙幣を発行したのはいまから350年前。世界初のキャッシュレス国家を宣言したのもスウェーデンだ。
Facebookを利用してギフトカードサービスを提供するラップ(Wrapp)も決済ベンチャーの1社。本社はストックホルム、米オフィスはサンフランシスコだ。
ベンチャービート(Venture Beat)は、ラップを世界ではじめてのソーシャルギフティングサービスだと評している。
ラップの実績はすごい。スウェーデンでサービスインしたのが2011年11月。それから14カ月後の2012年1月、100万ユーザーに達した。これは写真ソーシャルのピンタレストよりもはやいペースだ。
加速したのは昨年11月。クリスマスシーズンに備え1日最低1社を目標にギフトカード発行パートナーを獲得したことが功を奏した。
2013年2月21日には、贈られたギフトカードの利用件数が100万件を超えた。ラップ利用者の90%はスマートフォン利用者だ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。