2013年3月11日8:00
UBMジャパンが主催する「ネット&モバイル通販ソリューションフェア2013」および「マーケティング・テクノロジーフェア 2013」が2013年2月27日と28日の2日間、東京・池袋のサンシャインシティ 展示ホールで開催された。
会場では、決済サービス事業者として、スマートリンクネットワーク、ゼウス、楽天、ネットプロテクションズ、ペイパルジャパンなどが出展した。
スマートリンクネットワークは、同社が展開するオリジナルのクレジット決済代行サービス「e-SCOTT(イースコット)」を中心に紹介した。同サービスは、不正利用対策として同社オリジナルの「認証アシストサービス」と国際ブランドが推奨する「3-Dセキュア」の双方に対応している。また、主要カード会社とのダイレクト接続で、高速な決済システムを実現可能だ。さらに、有効性チェックデータ処理・バッチオーソリなど、事業者の業種・業態に応じたオプションサービスを提供するという。
ゼウスは、インターネットの決済代行事業者として有名だが、今回の展示会では対面の決済ソリューションを中心に展示を行った。ネットアライブと協業して展開する据置・モバイル併用型決済処理端末「VEGA5000」、iPhone/iPodTouchを用いたPOSシステム「スマレジ」を提供するプラグラムと連携して提供しているイヤホンジャック差込タイプ(IDTECH社製)のスマートフォン決済ソリューションなどを紹介した。また、ネットとリアルのクレジットカード決済を一元管理できるメリットも来場者に訴求していた。
ネットプロテクションズは、ECサイトにおいて、商品の購入者が商品の受け取り後にコンビニや銀行振込などで支払う後払いによる決済サービス「NP後払い」の導入実績や事例について展示した。
PayPalは、世界190の国と地域で、25の通貨に対応しているグローバルな決済サービスだが、「エクスプレス チェックアウト」、「モバイル エクスプレス チェックアウト」などのサービスを紹介した。ペイパルの利用者は、ペイパルにクレジットカード情報などを登録すれば、クレジットカード番号などの重要な情報を支払い先に開示することなく、インターネット上での決済が可能だ。国内でも導入実績を着々と増やしているという。
楽天は、スマートフォンに専用のアプリケーションをインストールし、専用カードリーダーを差し込むことで、クレジットカードによるオフライン決済を可能にする「楽天スマートペイ」のデモを行った。また、楽天グループ以外のサイトで楽天会員IDを通じて決済できる「楽天あんしん支払いサービス」も紹介した。
会場では、O2O関連の展示も行われていた。NECは、通販統合ソリューション「NeoSarf/DM」の展示を行った。同社では、スマートフォンで撮影した画像に近い商品をスマートデバイス上でレコメンドできる機能を紹介した。
ソフトバンクギフトでは、クーポンを自在に発行でき、利用実績できる「モバイルクーポンシステム」を紹介。同ソリューションは、店頭受け取り型のギフトに加え、配送用ギフトにも対応している。また、バリューデザインと協業して展開するモバイルを活用したギフトカードサービスの展示も行っていた。