2013年9月5日12:49
SAVAWAY(サバウェイ)は、同社が開発した最新のECサイト構築のためのクラウド型カートシステム「コレカゴplus」を、システムインテグレータ向けにライセンス提供するサービスを2013年9月5日より開始すると発表した。
コレカゴplusは、画面上に表示させる商品やキャッチコピー、さらには画面内のレイアウト等を、来訪する顧客ごとに自動で変えることが可能な個別接客型のカートシステムとなる。従来サバウェイが販売してきたカートシステム「マルチドメインカート」の後継製品として、7月から販売を行っているが、同社としては初めて、システムインテグレータ向けにライセンス提供という形態で販売することとなった。
SIer向けのショッピングサイト構築・運用システムは、これまでにもいくつかの開発元から提供されてきたが、そのほとんどは“本店サイト”を構築するだけの機能にとどまっており、SAVAWAYの「サバスタ」のようなECサイトに必要なすべての機能を網羅した統合的な運用管理システムの一部として機能するクラウド型のカートシステムがライセンス提供されるのは初めての試みとなると同社では発表している。
コレカゴplusを活用することで、システムインテグレータは、独自にショッピングシステムを開発する必要がなく、最小限のカスタマイズだけで、自社オリジナルのサービス名を冠したECサイトを構築することが可能となる。また、EC市場に参入しようと考えてもECの業務ノウハウがないために躊躇していたシステム開発企業にとっても、最適なソリューションであるという。
サバウェイでは、初年度で大手SIer 5社にコレカゴplusのライセンス提供を行い、20社のエンドユーザ企業への導入を目指す。価格は、エンドユーザ企業1社あたり約500万円から。また、開発・導入を行う大手SIerのシステムエンジニア向けに、ECの基本説明を含む最大1カ月間のECサイト導入支援教育メニューも9月中旬より随時展開していくそうだ。