2013年9月15日9:00
NFCモバイルウォレットを推進する米国のISISは、POSメーカーやPOSソリューション会社に、独自仕様を組込んでもらっていると発表した。ISISの独自仕様の呼称はスマートタップ(SmartTap)。
ISISはソルトレークとオースチンでの実証実験を経て、今年年末までにNFCモバイルウォレットを全米展開すると発表している。今回の措置は全米展開に向けての整備の一環だ。
対象は高性能POSから自販機の端末まで幅広い。ISISが独自仕様にこだわるのは、顧客の囲い込みである。
しかし、いままでも多くの失敗例があるように、クローズドなソリューションはいつか壁につきあたる。オープンプラットフォームでなければ拡大しない。
■「カードBizと僕の勝手気ままログ」のリアルタイム更新はこちら
※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。