2013年10月20日9:00
リアル店舗でスムースにスマートフォン決済をするにはどうすればいいか。マーチャントの負担をできるだけ軽くする方法はないか。
PayPalが考えた解決策は、QRコードや4桁の決済コードを使うことだった。NFCなどの非接触決済インフラが整うには、まだ時間がかかる。PayPalのビーコンも解決策のひとつではあるが、マーチャントPOSに画面が必要だ。
画面がないPOSにも対応するには、QRコードや決済コードが最適と判断した。たいていのマーチャントはQRコードを読みとるスキャナーを保有している。
利用者がリアル店舗で支払う際に、PayPalアプリをタップすると、モバイルスクリーン上にPayPalのQRコードが表示される。それをマーチャントがスキャンすると、決済が完了する。
スキャナーがないマーチャントでは、4桁のコードを利用。PINパッドにこの4桁を入力すれば完了。POSを改修せずに利用できるのが大きなメリットだ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。