アミューズメント施設で「マルチ電子マネー決済システム」実証実験(YSD/YFC)

2013年10月23日23:52

ヤマトシステム開発(YSD)とヤマトフィナンシャル(YFC)は、加賀アミューズメント(KGA)と共同で、日本アミューズメント産業協会(JAIA)および一般社団法人日本アミューズメントマシン協会(JAMMA)が監修する、ゲームセンターでのマルチ電子マネー決済システムの実証実験に参加すると発表した。
実施施設は、タイトーのタイトーステーション新宿東口店、ソユーのプレイランドソピア秋田御所野店となる。両施設には、ヤマトグループのマルチ電子マネー決済端末をゲーム機器に設置し、電子マネーによる決済を実施するという。

ゲーム機への取り付けイメージ(出典:YSDとYFCのプレスリリース)
ゲーム機への取り付けイメージ(出典:YSDとYFCのプレスリリース)

電子マネー導入のメリットとしては、「キャッシュレス、ポイント付与による顧客利便性の向上」、「無人対応による各店舗の機器管理業務の負荷軽減、業務効率化」、「柔軟な価格設定の実現」、「ヤマトグループとの契約で、国内の流通系・独立系・交通系の主要電子マネーを一台の端末で利用可能」、「各電子マネーの精算を、ヤマトグループ一本で取りまとめが可能」といった点となる。

YSDとYFCでは、同実証実験の結果を基に評価を行い、2015年1月を目標にアミューズメント業界への本格導入の検討を進めていく。また同時に運用店舗には、ポイント付与、クーポン発行などの販促支援サービスの提供を可能にすることで、アミューズメント業界の特徴(小額、多頻度決済)を考慮した、独自サービスが展開できる機能追加、インフラ整備を推進していくという。

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