2013年11月5日8:00
リーズナブルな年会費で特典が充実したゴールドカード「Premium Gold iD×QUICPay」
電子マネー「iD」「QUICPay」搭載により稼働率の高いカードに成長
オリエントコーポレーション(オリコ)の「Premium Gold iD×QUICPay」は、年会費1,950円のゴールドカード。通常、ゴールドカードというと、1万円程度の年会費が主流だが、20代でもリーズナブルな年会費でゴールドカードを手にできるのが売りとなっている。また、ポストペイ型の非接触電子マネー「iD」と「QUICPay」の機能を標準で搭載している。
年会費1,950円のゴールドカード 電子マネー「iD」「QUICPay」を標準搭載
「例えば、若い方はコンビニエンスストアをよくご利用されますが、電子マネーの「iD」と「QUICPay」を搭載することで、日常の数百円の買い物にもカードをご利用いただけます。コンビニエンスストアなどで小額利用していただく機会を増やすことにより、会員の利用金額を押し上げることに成功しています」(オリエントコーポレーション 顧客営業推進グループ・CRM開発推進部長 高畠健一氏) ポイントサービスは、オリコの「暮らスマイル」を付帯。基本は1,000円で1スマイルだが、年間のカードショッピング利用額により翌年は最大2.2倍の還元率となる。また、iD等を利用した1,000円未満の利用でも、月額の合計金額にてポイントが付与される。貯まったポイントは、200スマイルから商品に交換可能だ。
オーロラをイメージしたカード券面が人気 光の角度によって変わる神秘的なデザインを採用
カードデザインも若者から受け入れられることを意識して作成したという。「単純なゴールドカードではなくオーロラをイメージし、光の角度によって変わる神秘的なデザインを採用しました」(高畠氏) オリコのデザインカードのコンセプトは、「思わず人に見せたくなるカード。キラリ光る、自分らしさ。」。ターゲットを若者に絞り、魅力のあるデザインのカードを提供することにより、会員の囲い込みを図っている。オリコでは、若い社員の意見などを反映し、数多くの魅力的な券面のカードをリリースしてきた。「例えば、若者が合コンの席で思わず出して、見せびらかしたくなるようなカードデザインを目指しています」と高畠氏は微笑む。「Premium Gold iD×QUICPay」もその特徴が生かされているといえよう。
「えぶリコライフサポート倶楽部」をオリコ優待価格で提供 最高2,000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯
付帯サービスとしては、福利厚生サービス「えぶリコライフサポート倶楽部」をオリコ優待価格で提供している。会員は、国内・海外のホテル、旅館、別荘などの宿泊施設、ゴルフ場や健康管理、育児、介護、自己啓発まで多彩なメニューを会員優待価格または割引価格にて利用可能だ。さらに、Lマークロゴ(カード裏面に印字)のついたカードを提示したり、専用サイトで会員登録・予約することで割引や優待が受けられる。 加えて、最高2,000万円の海外旅行傷害保険を自動付帯。海外旅行中に、ケガをしたり、病気にかかって支払った治療費・入院費用、携行品が盗難にあった場合の損害などを補償している。
リーズナブルな年会費で数々の機能を付帯 月々の利用金額や利用頻度の多い、メインカードとして定着
高畠氏は、「最近では数多くのカード会社から低価格なゴールドカードが発行されており、それぞれコンセプトも似通っていますが、ここまでの機能が搭載されて、この年会費で提供できるカードはそれほどないと思います」と自信を見せる。
入会者の年代としては、30代の男性が最も多く、20代の男性が続いている。また、月々の利用金額、利用頻度も「iD」と「QUICPay」を搭載したことにより、他のカードよりも高くなっており、会員平均で10万円超となっている。「カード会員にとっては年会費をお支払いいただいているので、メインでお使いいただかないと損だと思われている方も多いです」と高畠氏。 現状、会員数は約1万6,000人。オリコのプロパーカードの中では、売り上げのシェアがもっとも高いカードに成長しているそうだ。
オリエントコーポレーション 顧客営業推進グループ CRM開発推進部 ブランド&プロダクトチーム 課長 長谷川亮氏は、「iD,QUICPay,PayPass,payWaveなど、国内でも海外でも利用できる非接触IC搭載カードを発行しているのはオリコだけです。非接触ICは、支払いがスピーディにできることから、普段は現金で支払っている500円ぐらいのお買い物でもカードをかざすだけで簡単にクレジットカードでの支払いができます。また、小額の利用からポイントも貯めることが可能なので、非常にお得です。利便性とお得感を是非、体感してみてください」と笑顔を見せる。
オリコでは、今後も同カードの会員獲得を積極的に行う方針だ。また、同カードの成功を受け、新たな取り組みも検討している。高畠氏は、「1つのカードですべてのお客様のニーズを満たすのは難しいため、今後は海外渡航高頻度向けカード、通信販売ヘビーユーザー向けカード、企業のアクティブな女性秘書向けカードなど、セグメントされたお客様ニーズにお応えできるカードをラインアップに加える予定です」と構想を語ってくれた。
取材(2013年9月):ペイメントナビ編集部 池谷貴