2014年1月12日9:00
米国のPayPal加盟店9万店を対象に、PayPal年間取扱高の8%(上限2万ドル)まで借りられるサービスをテストしていたが、米国外にも拡大する。
PayPalにとって融資ビジネスは、運転資本の有効活用が目的。個人ではなく取引実績のあるスモールビジネスを対象にしているのは、与信リスクが少ないからだ。
通常スモールビジネス融資は経営者の個人与信と財務諸表によって決定する。PayPalは個人信用情報センターのスコアリングに依存せず、独自の金融データをもとに融資額を決定する。
融資額はPayPal口座に振込まれる。実際の融資実行会社はユタに本拠をおくウェブバンク(WebBank)。国外への展開で、融資残高は倍増するとみられている。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。