2014年1月31日11:08
TFペイメントサービス(TFPS)は、公的個人認証サービスの適合認証を取得し、FeliCa性能検定Mクラス(最大通信距離25ミリメートル以上)に合格した初のNFCリーダライタ「TC63CUT021」を2014年2月3日に業務用として発売すると発表した。価格はオープン。
同製品は、TFPSのクラウド型決済プラットフォームサービス「Thincacloud/シンカクラウド」を使った電子マネー決済に対応するため、行政サービスと電子マネー決済サービスの両サービスに、1つのリーダライタで対応できるという。また、公的個人認証サービスの適合認証の取得により、自治体窓口での利用や住民基本台帳カードを利用したサービス、コンビニエンスストアなどで提供されている住民票や印鑑証明書の取得サービスなどさまざまな用途での利用が可能だ。
企業は、同製品を使用することで、電子マネーの決済の他、スマートポスターなどの送客施策で利用されるNFCタグの読み取り、会員証の認証やポイントシステム、入退室システムなど、さまざまなサービスを提供できる。また、共通番号(マイナンバー)制度対応も視野に入れており、今後もさまざまな公的個人認証サービスに対応した製品群を提供するという。
TFPSでは、「Thincacloud」等のNFC事業で、2015年度に50億円の売り上げを目指す。