2014年2月5日9:00
景気の良し悪しによって、支払手段に変化はあるのだろうか。米国ボストンFRBは「消費者の決済手段調査2010」を発表した。
リーマンショックは2008年9月。その後米国は不景気に突入した。住宅ローンやクレジットカード残高の返済に苦しむ人たち、あるいは先行きに不安を感じる人たちは、クレジットカードの利用を控え、現金の利用に切替えた。
ボストンFRBによると、現金利用が2008年から上昇し2010年にピークとなった。その後景気が回復しはじめると、クレジットカードの利用が上昇している。
景気が悪くなれば現金、景気が良くなればクレジットカード。しかし、いまやデビットカードやプリペイドカード、電子マネーなど現金にかわる決済手段がある。キャッシュレスは景気を押上げる効果がある。ここに注目したいものだ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。