2014年3月4日20:40
三井住友カードとMasterCardは、電子マネー事業者が発行するプリペイド型の電子マネーを、インターネット上のMasterCard加盟店で利用可能とすることで、利用範囲を拡大する決済ソリューション「BINレンタルサービス」を提供開始すると発表した。
第一弾として、2014年3月5日、NTTスマートトレードに対して「ちょコムeマネー」がMasterCardとして利用可能となるサービスの提供を開始する。
「BINレンタルサービス」では、さまざまな電子マネー事業者がEC市場で対応できるよう、MasterCardの決済ソリューション「SecurePay」(セキュアペイ)を利用し、広範なクレジットカードの決済インフラを活用できるようにすることで、より多くの利用者が決済サービスを利用できるようにする。
具体的には、三井住友カードが保有するMasterCardから割り当てられたカード番号帯(BIN)を電子マネー事業者に貸与することで電子マネー事業者は、貸与されたカード番号帯の範囲内で、利用者のリクエストに応じてリアルタイムに電子マネーと紐付いたMasterCardのカード番号(16桁)を発行することが可能となる。利用者は発行されたカード番号をMasterCardのEC加盟店で買い物の際に入力することにより、電子マネーの残高の範囲で買い物ができるという。
また、同サービスではカード番号をECサイトへ入力することに不安を感じる利用者に、安心してオンラインショッピングをしてもらえるように、1度しか利用できない使い切りのカード番号を発行することも可能だ。