2014年4月10日15:52
函館朝市まちづくりの会と三井住友カードは、2014年4月12日にオープンする「函館朝市ひろば」70店舗に、訪日外国人客が買いものをしやすい環境を整備することを目的に、VisaやMasterCardを保有する訪日外国人客の自国通貨での決済を可能とする「外貨建てカード決済サービス」、国際標準に準拠したNFC決済サービス「Visa payWave」および「MasterCard PayPass」、主に中国人客向けの決済サービス「銀聯」を導入すると発表した。これらの決済サービスをすべて導入するのは国内初となる。
多くの外国人客が訪れる「函館朝市」は、クレジットカードの利用ができない商店が多く、買いもの環境の整備が課題となっていた。両社は、さまざまな国・地域から函館を訪れる外国人客の多様な決済ニーズに対応できるよう、これらの決済サービスを導入するとともに、国内の観光客や地域の顧客の利便性を高めるために、後払い電子マネー「iD」、ポストペイ型電子マネー「WAON」、「楽天Edy」、「Kitaca」の取り扱いも開始する。
三井住友カードでは、多様化する決済ニーズに対応するために、NTTデータ、パナソニック システムネットワークスと協力し、さまざまな決済サービスに1台で対応できるマルチ決済端末の開発を進めてきた。このほど、訪日外国人客向け決済サービスとして、「外貨建てカード決済サービス」「銀聯」に加えて、国内で初めて「Visa payWave」および「MasterCard PayPass』も1台のマルチ決済端末で取り扱いができるようになった。