2014年5月29日9:00
米国キャリア3社のモバイル決済合弁会社ISISに、ようやく明るい兆しが見えてきた。モバイルNFC非接触決済を推進するISISの新規顧客数が、1日平均2万人になった。それが約1カ月間つづいているのだ。
2013年11月に全米で本格展開したモバイル非接触決済サービスだが、半年経ってようやくその利便性が浸透してきたようだ。
新規顧客獲得の伸び率をみると、4月は3月の2倍になっている。一番の成長要因は、ウォレットを搭載したモバイル機器が増えたこと。現在3社が扱っているスマートフォンのうち68機種がウォレット機能をサポート。そのうち事前搭載しているものは14機種になる。
現在参加加盟店数は全米で20万カ所強。参加加盟店では、毎月ウォレット利用が50%以上伸びている。ジャンバジュースでは、2014年第1四半期に27万件の無料スムージーがウォレット利用。この秋までには100万件になると予測している。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。