2010年8月6日 12:00
クレジット決済を取巻く環境が悪いなか、Amexはあらたな決済ソリューションに食指を伸ばしはじめた。手数料収入を稼げるソリューションを模索している。
すでにオンラインの個人間決済が可能なリボリューションマネーという会社を3.05億ドルで買収しているが、これにとどまらずプリペイド決済には強い関心を示している。
iPhoneを代表するスマートフォンの浸透が、決済市場を大きく変えているからだ。プリペイド決済はデジタルコンテンツの決済に有効で、若年層を獲得できる。
Amexはティーンズや若年層を対象にPASSというプリペイドカードを発行しているが、これをさらに強化する。そのためのM&A投資を積極的におこなう方針だ。
国際ブランドのプリペイド市場での競争はますますヒートアップしそうだ。プリペイドカードがおもしろい。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。