2014年6月4日15:48
三菱UFJニコスは、このほど小田急グループのフラッグス運営のショッピングビル「Flags(フラッグス)」に、訪日外国人対象の外貨建てによるカード決済サービス「DCC(ダイナミック・カレンシー・コンバージョン)決済サービス」導入を決め、2014年6月9日から同ビル各テナントで取り扱いを開始すると発表した。
DCC決済サービスは、日本国内においてVisaとMasterCardブランドの海外発行カードによる自国通貨建てで決済を可能とする仕組みであり、三菱UFJニコスではFEXCO Merchant Services(フェクスコ・マーチャント・サービス)と協業して、2013年10月から提供を開始している。提供通貨は、米ドル、韓国ウォン、豪ドル、台湾ドル、ユーロ、香港ドル、シンガポールドル、英ポンド、タイバーツ、カナダドルの10通貨。
同サービスは、三菱UFJニコス運用のクラウド型マルチ決済システム「J-Mups(ジェイマップス)」導入加盟店で利用できる。これにより、訪日外国人は、従来の円建て決済に加え、自国通貨建てで決済が選択可能となり、為替変動の心配なく、利用時点での為替レートで支払金額を確定可能だ。
なお、フラッグスはすでに「J-Mups」を採用し、クレジットカードをはじめ、銀聯カード、J-Debit、SuicaやPASMOを含む交通系電子マネー、iDの決済を導入している。